演奏者紹介

指揮 城谷 正博  Masahiro JOYA - Conductor
東京藝術大学作曲科卒業、同大学大学院指揮専攻修了、安宅賞受賞。オペラ指揮者として2000年『フィガロの結婚』でデビュー。
オペラは古典から近現代に到るまで90作品を超える幅広いレパートリーを持つ。特にワーグナーはその主要10作品をすべてレパートリーに持つ。
新国立劇場には1998年以来25年以上在籍、数多くのプロダクションに参加しており、現在は同劇場音楽ヘッドコーチとして劇場の音楽的責任を担っている。
新国立劇場では2021年3月『ワルキューレ』同年10月2021/22シーズン開幕公演『チェネレントラ』を指揮したほか、高校生のためのオペラ鑑賞教室『椿姫』『蝶々夫人』『トスカ愛の妙薬』『夕鶴』『さまよえるオランダ人』(演奏会形式)『ジークフリート』ハイライトコンサート等を指揮している。
代表を務めるワーグナー演奏団体「わ」の会では多くのコンサートを手がけワーグナー作品受容の新たな形を開拓している。
日本各地でのオペラ上演にも積極的に取り組む。特にまつもと市民オペラでの『魔笛』『ちゃんちき』(第10回、第16回佐川吉男音楽賞受賞)では絶賛を博したほか、信長貴富作曲『山と海猫』の初演指揮を担当した。


ソプラノ 天羽 明惠  Akie AMOU - Soprano
東京藝術大学卒業。オペラ研修所、二期会オペラ研修所修了。文化庁派遣芸術家在外研修員としてシュトゥットガルト音楽大学に留学。
1995年第6回五島記念文化賞オペラ新人賞受賞。副賞として財団の助成によりベルリンで2年間研修を行う。同年7月、新人の登竜門として知られるラインスベルク音楽祭で<ナクソス島のアリアドネ>のツェルビネッタをクリスティアン・ティーレマンの指揮で歌い、続いて8月に、ソニア・ノルウェー女王記念第3回国際音楽コンクールに優勝し、一躍注目を集めた。その後、ドイツを拠点として、ジュネーヴ大劇場、ザクセン州立歌劇場(ゼンパー・オーパー)、ベルリン・コーミッシェ・オーパー等ヨーロッパ各地の歌劇場や音楽祭に出演。
国内では新国立劇場、サントリーホール・ホールオペラなどへ定期的に登場。超絶的なコロラトゥーラとリリックな声が内外で高い評価を得ており、日本の主要なオーケストラの定期公演にも、著名な指揮者のもとソリストとして出演している。また若手歌手のサポートや解説付きオペラの公演をプロデュースし、オペラの啓蒙活動にも積極的に取り組んでいる。
2023年からは、自主プロデュースのドイツ歌曲シリーズ「詩が歌となるとき Poesie und Lied」を開催。1999年度アリオン賞、2003年第14回日本製鉄音楽賞フレッシュアーティスト賞を受賞。日本ロッシーニ協会運営委員、東京オペラNEXT理事。故戸田敏子、フランス・シマール、故エルンスト・ヘフリガーの各氏に師事。
2020年にソロアルバム「「R.シュトラウス 4つの最後の歌」、2025年秋「シューマン “女の愛と生涯””レーナウ歌曲集”」をリリース。

(写真 Ⓒ︎ Akira Muto)
メゾソプラノ 奥野 恵子  Keiko Okuno - Mezzo Soprano
尚美学園大学声楽コース卒業。東京ミュージック&メディアアーツ尚美ディプロマコース修了。二期会オペラ研修所第52期マスタークラス修了。修了時に優秀賞受賞。
大学在学中、学内音楽コンクール第1位受賞、平成22年度友愛ドイツ歌曲コンクール入選、多摩フレッシュ音楽コンサート2011において優秀賞受賞。これまでに、ヴィヴァルディ「グローリア」、バッハ「マタイ受難曲」、ヘンデル「メサイア」、モーツァルト「荘厳ミサハ長調」「レクイエム」、ベートーヴェン「交響曲第9番」「奉献歌」、ブルックナー「テ デウム」、エルガー「戴冠式オード」のアルトソリストを務める。また、ヘンデル『ジュリアス・シーザー』コルネリア、ワーグナー『神々の黄昏』第1のノルン、バーンスタイン『ウエストサイドストーリー』(演奏形式)アニタで出演。二期会ニューウェーブオペラ ラヴェル『子供と魔法』に中国茶碗、とんぼで出演。2014年にはイタリアのトラエッタフェスティバルにて、トラエッタ「ミゼレーレ」にソリストとして出演した。2022年カヴァリエーリ『魂と肉体の劇』コーロ、2024年アンサンブルジュピター「第九」ソリストを務めるなど、活動の幅を広げる。2012年CD「歌の風便り~パイプオルガンの響きに乗せて~」をリリース。ヘンデル・フェスティバル・ジャパン(HFJ)室内合唱団、Jスコラーズ等のメンバーとしても活躍。混声合唱団樹林テクニカルアドバイザー、女声合唱コスモスボイストレーナー、株式会社ヨークカルチャーセンター講師(府中店、仙川店、ひばりが丘店)。二期会会員

テノール 西山 詩苑  Shion NISHIYAMA - Tenor
東京藝術大学および同大学院修士課程オペラ専攻修了。東京藝術大学オペラ定期公演《魔笛》のタミーノ役を皮切りに、《愛の妙薬》ネモリーノ役、大田区アプリコオペラ《こうもり》アルフレード役、《ロメオとジュリエット》ロメオ役を演じ、2023年日越外交関係樹立 50 周年記念新作オペラ《アニオー姫》にベトナム公演、日本公演ともに八兵衛役として出演。2024年小澤征爾音楽塾オペラプロジェクトⅩⅩ《コジ・ファン・トゥッテ》ではフェランド役のカヴァーキャストとして携わり、2024年藤沢市民オペラ《魔笛》タミーノ役に抜擢される。
また、ヘンデル《メサイア》やベートーヴェン《ミサ・ソレムニス》《交響曲第9番》のソリストとして藝大フィルハーモニア管弦楽団と共演。他にもバッハ《マタイ受難曲》、《ヨハネ受難曲》、《クリスマス・オラトリオ》で福音史家《ロ短調ミサ》、モーツァルト《レクイエム》、ハイドン《天地創造》などソリストとしても多数出演。




(写真 Ⓒ︎ Matsuo Erika Koryu)
バリトン 青山 貴   Takashi AOYAMA - Baritone
東京藝術大学卒業、同大学院修了。二期会オペラ研修所マスタークラスを最優秀で修了。新国立劇場オペラ研修所修了後、文化庁、ロームミュージックファンデーションの助成を受けボローニャ、ミラノで研鑽を積む。第19回五島記念文化賞オペラ新人賞受賞、第4回マグダ・オリヴェーロ国際コンクールファイナリスト。これまでに二期会『仮面舞踏会』レナート、『ナブッコ』タイトルロール、びわ湖・神奈川県民ホール『さまよえるオランダ人』タイトルロール、『ドン・ジョヴァンニ』レポレッロ、『セビリアの理髪師』フィガロ等多数出演。その他びわ湖ホールプロデュースオペラ《ニーベルングの指輪》には、2017年『ラインの黄金』ヴォータン、18年『ワルキューレ』ヴォータン、19年『ジークフリート』さすらい人で出演。その他、日生劇場『魔笛』パパゲーノ、新国立劇場鑑賞教室『蝶々夫人』シャープレス、『カルメン』エスカミーリョ、東京・春・音楽祭 リッカルド・ムーティintroduces若い音楽家による『マクベス』タイトルロール、同『仮面舞踏会』レナート、びわ湖ホール『ファルスタッフ』タイトルロール等多数出演。23年びわ湖ホール『ニュルンベルクのマイスタージンガー』ハンス・ザックスを演じ、好評を博した。新国立劇場『タンホイザー』ビーテロルフ、『サロメ』ヨハナーンの他、24年『トスカ』ではスカルピアで急遽、鑑賞教室を含む全8公演に出演し高い評価を得る。本年7月にはテレビ朝日「題名のない音楽会」に出演、 『ラインの黄金』ヴォータンのソロと重唱を披露する。コンサートでは、バッハ「マタイ受難曲」、ベートーヴェン「第九」、ヴェルディ「レクイエム」、オルフ「カルミナ・ブラーナ」、マーラー「千人の交響曲」等のソリストを務めており、22年にはH.ブロムシュテット指揮NHK交響楽団 ニールセン「交響曲第3番」に出演する等目ざましい活躍が続いている。国立音楽大学非常勤講師。二期会会員
管弦楽 府中市民交響楽団  Fuchu Community Symphony Orchestra  
府中市民交響楽団は東京都府中市を拠点とし、年2回の定期演奏会をベースに、ミニクラシックコンサート(室内楽演奏会)、親子のためのファミリーコンサート、府中「第九」への参加など、地域に根ざしたさまざまな活動をしています。
2024年に創立45年を迎えました。





合唱団 府中「第九」2025合唱団
府中「第九」の年に毎回募集し、演奏会ごとに結成。府中合唱連盟を中心に、主に府中市民で構成される合唱団。都立府中西高等学校合唱部の協力を得ており、その卒業生が第一線で活躍し、ソリストとして参加している。今回は、メゾソプラノ、テノール、バリトンが、都立府中西高等学校の卒業生である。



合唱指導 山口浩史  Hiroshi YAMAGUCHI
山形県立山形北高等学校音楽科卒業。東京音楽大学声楽科オペラコース卒業、同大学研究生オペラコース修了。イタリア ローマ・サンタチェチーリア音楽院 室内声楽科のディプロマ取得、最高点を得て修了。指揮法を故北村協一、声楽を篠崎義昭、Y.ムラーゾヴァ、S.シルヴェーリ、L.ペトロツェーロの各氏に師事。
カウンターテノールとして、G.F.ヘンデル「メサイア」、G.B.ペルゴレージ「スタバト マーテル」、J.S.バッハ「カンタータ170番」等をはじめとする数多くのバロック音楽レパートリーを歌う一方で、C.オルフ作曲「カルミナ ブラーナ」のテノールソロをはじめ、中世以降の音楽までにとどまらず、ロマン派音楽から近代音楽までレパートリーは広く、挑戦を続けている。
指揮、合唱指揮も活動の根幹を成し、イタリアでは、ヴェネツィア S.アンジェロ教会、ローマ サン ピエトロ大寺院での、夕べのミサの音楽を指揮する。またローマ第三大学合唱団「Coro・Roma Tre」にてアシスタントを務めた。
帰国後も、愛知県芸術劇場合唱団、混声合唱団「羽ばたく会」、みなと第九を歌う会、東京労音合唱団、西東京合唱団、日本フィルハーモーニー協会合唱団、江戸川第九を歌う会、ローズマリーなど、数多くの合唱団にかかわり、演奏曲への深い解釈と、声楽的テクニックを結びつける指導で、多くの影響を与えている。